2025.01.29 愛知県立吉良高等学校と米粉を活用した料理レシピの開発
株式会社三河湾リゾートリンクスは、持続可能な開発目標(SDGs)の実現を目指し、「リンクプロジェクト」を実施しています。その一環として、愛知県立吉良高等学校 生活文化科2年生・食物調理コースの生徒たちと連携し、日本酒造りの副産物である米粉を活用した料理レシピの開発に取り組みました。
2025年度の取り組み
今年度は、生徒たちが「コーヒーチョコブラウニー」と「米粉ガレット」の2種類のレシピを考案しました。これらのレシピを基に、特別授業を吉良高等学校にて開催します。授業では三河湾リゾートリンクスのシェフが講師を務め、生徒たちとともに調理を行いながら、調理のポイントを解説します。
特別授業の詳細
日程:2025年1月29日(水)
時間:9:00~10:50
対象:愛知県立吉良高等学校 生活文化科2年生 食物調理コース
監修:株式会社三河湾リゾートリンクス
場所:吉良高等学校 調理実習室
生徒の感想と工夫
米粉ガレットの調理では、生徒たちは外側はパリッと香ばしく、中はモチモチとした食感に仕上げることに成功しました。リンクスの米粉を使用したことで、生地の水分量が多くなる特徴があり、その特性を活かした調整が必要でした。味自体は控えめながらも、チーズや卵などの具材とのバランスが絶妙で、食べ応えのある一品となりました。しかし、生徒たちは折りたたむ工程に苦戦し、火加減によっては底が焦げやすいという課題にも直面しました。より美しく仕上げるためには、水分調整と焼き加減の工夫が必要だと感じたようです。また、チーズをドーナツ型に配置することで中央に卵が流れ出ないようにするなど、独自のアイデアも生まれました。
一方、コーヒーチョコブラウニーは、チョコレートの濃厚な風味が特徴で、コーヒーが苦手な人でも食べやすい仕上がりになりました。さくさくとした食感がアクセントとなり、試食した生徒たちにも好評でした。ただし、コーヒーの風味については個人差があり、もう少し調整の余地があるという意見もありました。調理では、ダマにならないように慎重に混ぜることや、卵とチョコレートの温度をしっかり合わせることで、なめらかな生地に仕上げる工夫をしました。こうした工程を通じて、生徒たちは温度管理の重要性を改めて実感したようです。
今後の展開
今回考案されたレシピは、三河湾リゾートリンクスのホテルブッフェメニューとして提供する予定です。地域の食材を活用したSDGsの取り組みを通じて、多くのお客様にその魅力を伝えられるよう、今後も積極的に活動を続けてまいります。